【味覚・クオリティーのプロ】
自然9割、人間1割。棚田の綺麗な水、豊かな自然をベースに
究極のクオリティを追及して
たくさんの笑顔を産み出します!
【味覚・クオリティーのプロ】
自然9割、人間1割。棚田の綺麗な水、豊かな自然をベースに
究極のクオリティを追及して
たくさんの笑顔を産み出します!
都会か田舎か。選択を迫られたとき、農で両方つなげられると思った。
地元で生まれ育ち、大阪の美容専門学校を経て、東京で美容師の職につく。ヘアメイクアシスタント時代には芸能人と接する機会もあり、現場で経験を重ねて技術も評判も身についた。都会での暮らしは順調だった。もともと家業だった農業よりも華やかな世界にあこがれて飛び出したふるさとだったが、帰省をするたびに高齢化していく実家の実情と変化していく自分自身の心の中。東京では仕事も任せられ、このまま都会で生きていくのかそれとも田舎に帰り家業を継ぐのか?その選択に迫られたとき、これまで都会で恵まれた仲間たちとも関わりながら田舎で農業をすることができるのではないか!とふと思いついた。山育ちのDNAが目を覚ました28歳の春だった。
100年前の写真にぼくたちの未来がある。
カジーの家は宇和の町でも山沿いで棚田が広がる風光明媚な場所だ。事務所には100年前のこのあたりを一望したモノクロ写真が保管してある。幾段にも扇状に広がる風景には農に生きた先人たちの生き生きとした暮らしが見える。これはカジーの描く未来でもある。源流域で米をつくるものの責任として下流に与えるインパクトをすこしでも減らしたい。できるだけ薬品をつかわず自然に寄り添うつくりかたをする義務がある。そしてこの風景を残していかなくてはならない。若い人はどんどんいなくなるが、それでもまだ頑張っている次世代の後継者たちがいる。田力の中でもっとも若いカジーは田力メンバーと若者の橋渡しの役割を担っている。愛媛県下でも農業関係の協議会などの要職も勤め若き農業者の憧れの的になっている。
おもしろい人生を体験させてくれる生き方が農業だ!
長い間ここで農業をやってきた先輩たちに比べれば田力の活動はまだ始まったばかり。先輩のつくってくれた基盤の上で新しい価値を生み出したい。田んぼを生産現場だけでなく、もっと、遊べたり、学べたり、楽しめる集客装置にしたい。観光としてのポテンシャル・研修制度などの人材育成も重要。あわせて、米つくりだけでなく農業全体の栽培技術・加工技術・コミュニケーション技術を磨き、トップと底上げを同時に進めたい。農協や既存組織とも協力しあい連携したい。そのことで先輩たちにも地域の人にも頼りにされる田力本願になりたい。個人的にはいちごの栽培にも取り組み、その加工品を販売するキッチンカーで各地のイベントに出向いている。仕事というよりおもしろい人生がおくれる生き方が農業だとカジーは田力ジュニアたちに背中で語りかけてる。
味覚・クオリティーのプロ 梶原 雅嗣(カジー)
MASASHI KAJIWARA1980年 愛媛県西予市宇和町生まれ
- 【作付面積】25ha(米・麦・大豆・いちご)
- 【座右の銘】見る夢は叶わず追う夢は叶う。
- 【趣味】 アジング
- 【特技】 ビリヤード・料理
- 【好きな女性】 ギャップのある人