【発酵・テクニックのプロ】
目に見えない自然の力でみかんの搾りかすを有機肥料にリサイクル。
ガンガンに田んぼの力を引き出して
美味しい幸せを産み出します!
【発酵・テクニックのプロ】
目に見えない自然の力でみかんの絞り粕を有機肥料にリサイクル。
ガンガンに田んぼの力を引き出して
美味しい幸せを産み出します!
両親の農の親しみがふるさとに繋がった。
お茶処京都は宇治に生まれ小中高を過ごす。京都では両親は畑を借りていて週末になるとそこに出向き手伝いをすることもあった。両親が宇和の出身ということもあり、大学を愛媛に選び農学部に在学。同大学大学院の修士課程を修了した。卒業後は自然農法を普及する研究センターへ就職し、自然農法に向いた生命力の強い品種を選抜・育種する事業に携わる。自然農法をすすめるための普及活動や広報の編集などに関わりながら数年がたった頃、ふと疑問が湧いてきた。進める立場なのに自分は農業をやったことがない…。9年間勤めたセンターを退職し宇和町で就農。両親の農に対する親しみがニックの心のふるさとに繋がった。
男たちの出会い
実家にはわずかな田んぼしかなかったが、人づてに借り集めて4haの田んぼからスタートし、まわりにはほぼいない有機栽培なので苦労もあったがすこしづつ軌道に乗り始めた頃、西予やる気農家倶楽部という若者農業者のグループが結成され、現在の田力メンバーとの出会いがあった。思想も栽培方法も全く違う個性が際立つ4人であったが、温厚でありながらなんでも面白がる性格は自然と男たちのリーダーとして4人に認められすぐに意気投合。じぶんたちの農業を未来につないでいく夢を語り合う仲間ができた。そしてみかんジュースの搾りかすを堆肥化する取り組みが始まったのであった。

男は田んぼで力をだすのだ!
みかん王国である愛媛は全域でおいしいみかんが栽培されている。そこで加工されたジュースの搾りかすは産業廃棄物となる。そこに目をつけたニックは前職の豊富な微生物の知識をフルに活かし「みかんボカシ」を完成させる。肥料だって土地に関わったものがいいではないか!という考え方でその他、川にはびこる葦や籾殻などの肥料化も研究中。みかんボカシを使用して4人がつくる「田力米」はその考え方やデザインなどが評価され瞬く間に様々なメディアに取り上げられるようになった。男という漢字を分解すると「田」と「力」になる!というコンセプトを発見したのもニックである。田力本願は若者や地域に一目おかれるようになった。それにふさわしい方向性を見せていかなくてはならない。じぶんたちの根っことは何なにか?それが大切。根っことはブレない考え方だ。4人のメンバーの専門能力をかけあわせあわせながら、微生物と根源的資質(オーガニック)の可能性に持続できる農業の未来を夢見るニックである。


発酵・テクニックのプロ 中野 聡(ニック)
SATORU NAKANO1973年 京都府宇治市生まれ
- 【作付面積】7ha(米・麦・大豆)
- 【座右の銘】困難に諦めるよりもまず行動せよ
- 【趣味】 深酒
- 【特技】 テデトール(高速手どり除草)
- 【好きな女性】 満点笑顔